看護師として働くときの診療科の適性

看護師として働こうと考えた場合、どこの医療機関で働くかの他に、どの診療科で働くかということも重要になってきます。内科や外科、耳鼻科、整形外科、小児科、救命救急など、日本の診療科は細かく区分されており、一口に内科といっても、多くの専門分野があるのが現状です。
また、内科もさらに消化器内科や循環器内科、内分泌糖尿病内科など事細かく分類されています。仕事内容もそれぞれの診療科によって異なるため、一概にこのような人にはこの診療科がおすすめというわけにもいきません。働こうと思っている医療機関にどのような診療科があり、どのような仕事内容で、自分に向いているのかどうかをじっくり吟味する必要があります。

同じ診療科でも、外来業務なのか病棟業務なのか、といった違いも出てくるでしょう。外来と病棟では仕事内容や働き方がかなり異なりますし、同じ診療科であっても必要な知識や技術が異なることも少なくありません。診療科が異なれば、なおさらです。救命救急や手術室勤務などのように、専門性の高い診療科も存在します。専門性の高さゆえに、他の診療科とは働き方などが異なりますが、他の診療科より専門性の高い診療科の方が向いている人もいるでしょう。
このように、ざっと挙げただけでも日本の医療現場には多くの診療科が存在し、働き方も1つではないことがわかります。1つの診療科にこだわらず、多くの診療科を経験してみるというのも、最終的な自分の適性を見つけるいい経験になるでしょう。